38ft カタマラン 船体線図  Hull Lines
船体線図は艇の形状を決める大変重要な図面です
レース艇など性能が重要な場合は「門外不出」の重要文書です。
クルージング艇では排水量が合っていればあとは、特におかしいところが無ければOKです!!


ねらい目は、
1) 船体のメス型を作りやすくするように複雑な曲面を避けました。
2) 船内のボリュームを取りやすくするために箱型に近くしました。
3) チャインから下はそれなりに流線型にしました。
4)  チャインにある程度幅を持たせ、積層構成を工夫して船体強度を持たせました
5) 大きなボックスキールを持っています。
    理由はいろいろありますが、荒天時に水を入れてバラストとし、転覆を遅らせる。
    座礁しても船体に浸水しないようにする
    下水を垂れ流しできない港内などで溜めておく(又は浄化槽にとする)
    ボックスキールは片舷0.6m3、両舷で1.22トンためることができます