カタマラン計画、
たいしたお金の蓄えも無く、夢と熱意だけで果たして住めるようなフネを手に入る方法は有るのでしょうか?
もちろん一番良い方法は今までに十分な蓄えが有って、希望のフネを造るか買うことでしょう。
もちろん無い袖は振れません。幸いにも私は以下のような夢を見ることは出来そうに思います。
私は
* 自作が好き・・・ヨットの自作、住宅の改造など大工仕事には慣れている。
* ヨットの製造に携わったこともあり、聞きかじりも含めればほとんどの作業に経験がある。
* ヨットの設計の経験が有り、自分の目的に添った、コストを押えた設計が出来る。
* ヨット部品、建築部品の設計、製作経験が有り、ほとんどすべての部品を自作することも出来る。
* ヨットの詳細設計に経験が有り、細部の組み立てについても検討できる。
というわりと恵まれた状況にあります。
まあ、蓄えが無いことと合わせると、いわゆる「器用貧乏」というのかもしれません。
上記の条件で自分のフネを手に入れる方法を考えました。
つまり自設計・自作です。自作なら材料費でフネが出来ます!
FRP材料が1kgあたり300円平均と仮にすると重量6トンの船体の材料は180万円です。
しかし、まだ足りないものがたくさんあります。
ドンガラ(船体)を造るだけでも、型などの船体以外の材料、電源、設備、そして最大の難関は作る場所です。
ドンガラが出来た後、エンジン、マスト、デッキ部品、内装部品、セール、安全備品、航海計器とリストは無限に続きます。
ほかにも理由はありますが、私は船型としてカタマランを選び、以下のような計画を考えました。
第一ステージ(現在の計画とも夢とも言える段階)
プランニングと設計、製作法の検討と詳細設計、コスト見積もり
第二ステージ(建造準備)
詳細な型図を元に船体のFRP積層のための型を製作する、 型は分解して保管する。
建造場所を探す。
第三ステージ(船体製作)
型を出来るだけ速く組み立て、FRP船体を製作する。
エンジンと最小限の艤装品を取り付けて進水させる。
第四ステージ(内装艤装、シェークダウン)
船検を取って機走又は帆走でクルージング開始。(船検はプレジャー限定沿海)
船上に住みながら、内装艤装を仕上げる。(中央キャビンは木工室)
船体強度を確認する
第五ステージ
船検を取り直す(プレジャー近海以上、客船平水又は限定沿海)
日本一周又は二周航海、その後、外国にクルージング