なぜ?カタマラン、
カタマランには色々魅力的な特長があります。
1. 幅が広いので傾かない。 傾斜角度は最大で5度くらいにできる。
2. 幅が広いので大きな居住面積が取れる。
3. 左右の船体と中央のブリッジキャビンで、プライバシーのある部屋の配置が可能。

これらの特長は海への「移住」を考えるとき非常に魅力的なことです。

そのほかにも
4. バラストを持たないのでボリュームの割に排水量が小さい。
5. 船体が細身なので小さいエンジンですむ。 セーリングスピードが速い。
6. 両方の船体にエンジンをつけた場合、操縦性が非常に良い    
7. 喫水が浅いので行動範囲が広い
8. 喫水が浅いので係留場所の選択範囲が広い
9. 船台が無くても転倒しないのでどこでも簡単な整備が出来る。
10.デッキが広いのでテンダー、スクーターなどクルージングのための備品が積みやすい。
などの便利な特長を備えています。

ではなぜこれほどの特長を持つカタマラン(多胴艇)が一般的ではないのでしょうか?

カタマランにはとても受け入れられない欠点が二つ有ります。
   、、、、少なくとも一般的には、、、、

第一の欠点は係留のことです、マリーナに係留することを考えると気がめいります。
第二の欠点は、転覆するので安全でない(と考えられている)ことです。

この問題に対する私の考えは
  係留費が払えないところには行かない。というより、寄港はするけど係留はしない。
  転覆した不沈船は風船のように飛んでいくライフラフとより安全。
ということです。