カタマラン, どうして手に入れる?
私はフネを作ることがフネに乗ることと同じくらい好きですからできたものを購入するというのは考えられません。
でもせっかく自作したのにコストが新艇より高くてはしゃれにもなりません。(誇り高い自作家なら出来合いより高品質といえるかもしれませんが、)
コストの一応の参考値として他の艇の価格を知っていることは意味があることと思います。
色々カタマランについてインターネットで調べていましたが、アメリカに
 http://www.2hulls.com/ というサイトがあります。
ここにあったアドミラル50という50フィートのカタマランの新艇がフル装備(Sail-Away)で大体60万ドルのようです。
同じ、2hullsにある中古艇を見ると1992年ころのもの(船齢10年チョット)で50フィートくらいの艇の価格は25万〜40万ドルくらいのようです。
これから見ると
中古で良ければ50フィートクラスで25万ドル、もうチョット小さいのを見ていくと40フィートくらいで17万ドルくらいのようです。

新艇と中古艇のちがいをまとめると以下のようになります。
新艇
中古艇
艇が新しくて気持ちがいい 使われていた感じが残る
新艇の保証がついてくる ほとんど現状渡し
艤装品がすべて新品 艤装品が老朽化しているかもしれない
備品を買い揃える(追加費用) 色々な備品がついてくる可能性がある
新艇特有の不具合があるかもしれない 不具合は改良されている可能性がある
価格が高い 価格が低い
これに対する自作の利点を(できるだけ背伸びして)書いてみますと、
 艇が新しくて気持ちがいい
 自分で作ったものは自分で保証する
 艤装品がすべて新品(となるかは予算しだい)
 備品を買い揃える必要がある
 新艇の不具合は自分で直す。
 価格が安い。

そして、もっとも重要な自作の利点は
どこが壊れてもすべて自分が造ったり取り付けたものであるので修理のための必要情報は常に自分が持っている。

ということになると思います。