結果はご存知のとおりオラクルBMWの2-0による圧勝でした。
なぜオラクルがそれほど速かったのか??カタマランとトリマランの秘密は???
ここをクリックしてください。
オラクル圧勝の理由
アメリカズカップやその他、セーリングのことを扱っているサイトを紹介しますと。
バレンシアセーリングはバレンシアのヨット乗りが趣味でやっているのかと思っていましたが、(実態は知りません)なかなか中身のあるゴシップサイトです。

週刊誌的といって良いかはわかりませんが、デイリーセイルにもたくさん情報があります。

もし毎日英語のメールが届くのがイヤでなければ極めつけはスカトロバットでしょう。アメリカズカップだけではありませんが、ヨットレースのニュースが毎日届きます(メールアドレスの登録が必要)。
アメリカズカップの公式サイトにアクセスするといろいろわかります。ただし、このサイトはアリンギの運営によるもののようです
オラクル・BMW のサイトにもいろいろ紹介されています。このリンクをクリックすると第二レースの実況ビデオが見れます!

通常、アメリカズカップは挑戦者とカップ保持者(防衛者)の相談・合意によって実施要綱が決まります。
今回はオラクルによる裁判の結果によるアメリカズカップですので、相談・合意はほとんどありません。
オラクルが出したチャレンジの中には贈与証書に書かれている条件(水線長90フィート以下の艇)だけでした。
この結果、今回のアメリカズカップは贈与証書=Deed Of Gift = DoG マッチと呼ばれています。

ここで薀蓄をひとつ。(といっても上記ルールのページにちゃんと書いてありますが、
アメリカズカップは1851年にイギリスで行われた万国博覧会の記念行事として行われたワイト島一周レースにおいて優勝したニューヨークヨットクラブが派遣したアメリカ号にイギリス女王から送られたカップです。アメリカ号のオーナーグループはこのカップを国際ヨットレースの優勝杯とすることを希望してニューヨークヨットクラブに寄贈しました。
この寄贈した時の条件を書いた証書が「贈与証書」です。

第33回アメリカズカップは2010年2月に終わりました。
前回のアメリカズカップでアリンギがニュージーランドの挑戦を退けた直後、スペインのヨットクラブがアリンギチームに挑戦しました。
このスペインのヨットクラブが正当なヨットクラブであるかについて、アメリカのオラクルチームが裁判を起こし、スペインのヨットクラブの正当性が否定され、オラクルが正式の挑戦者となりました。
2010年に開催された第33回アメリカズカップについてまとめてみます