テンダーの設計 (計画時)
テンダーは初めRIBがかっこいいかなと思ったりしていましたが、せっかく本船を自作するのだからテンダーも合わせて設計することにしました。
カタマランと同じ方法で建造して建造方法の検証もできます。
設計のねらい
カタマラン船尾の収納スペースに合わせた寸法、形状とする。
船外機を取り付けたままで収納しやすい配置とする。
係留中に船外機で本船、他船を傷つけない配置とする。
他艇に傷つけにくい外周形状として大き目のフェンダーを全周取り付ける。
海上係留時、雨水を自動排水できる二重底とする。
大きなサイドエアタンクを備えて万一の場合の救助艇とする。
燃料タンク、バッテリー,安全備品を格納できるロッカーを備える。
オールを格納するスペース、漕ぐための座席(スオート)を設ける。
本船吊り上げ収納のための強固な吊り上げポイントをつける。
スロープに乗り上げるためのキール滑り材をつける。
自作での建造期間を最小にする工夫を取り入れた設計とする。
一般的なFRP材料による頑丈な船体とする。
建造期間を短くできる船型、構造、工作法を使用する
テンダー主要諸元(計画)
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全長 |
4.6m |
最大幅 |
1.6m |
深さ |
0.6m |
排水量 (軽荷) |
300kg |
排水量 (最大満載) |
660Kg |
エンジン |
9PS x 1台 |
設計ばかりして、現物がいっこうに始まらないジレンマに落ち込んでいましたが、2009年8月から「とりあえずテンダ-」と考え実際に作りました。
次ページからご紹介します。